御法(大島本)
登場人物
第一章 紫の上の物語 死期間近き春から夏の物語
- 紫の上、出家を願うが許されず---紫の上、いたうわづらひたまひし御心地の後
- 二条院の法華経供養---年ごろ、私の御願にて書かせたてまつりたまひける
- 紫の上、明石御方と和歌を贈答---三月の十日なれば、花盛りにて、空のけしきなども
- 紫の上、花散里と和歌を贈答---昨日、例ならず起きゐたまへりし名残にや
- 紫の上、明石中宮と対面---夏になりては、例の暑さにさへ、いとど消え入り
- 紫の上、匂宮に別れの言葉---上は、御心のうちに思しめぐらすこと多かれど
第二章 紫の上の物語 紫の上の死と葬儀
- 紫の上の部屋に明石中宮の御座所を設ける---秋待ちつけて、世の中すこし涼しくなりては
- 明石中宮に看取られ紫の上、死去す---風すごく吹き出でたる夕暮に、前栽見たまふとて
- 源氏、紫の上の落飾のことを諮る---宮も、帰りたまはで、かくて見たてまつりたまへるを
- 夕霧、紫の上の死に顔を見る---年ごろ、何やかやと、おほけなき心はなかりしかど
- 紫の上の葬儀---仕うまつり馴れたる女房などの、ものおぼゆるもなければ
第三章 光る源氏の物語 源氏の悲嘆と弔問客たち
- 源氏の悲嘆と弔問客---大将の君も、御忌に籠りたまひて、あからさまにも
- 帝、致仕大臣の弔問---所々の御とぶらひ、内裏をはじめたてまつりて
- 秋好中宮の弔問---冷泉院の后の宮よりも、あはれなる御消息絶えず
【出典】
【校訂】
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